1999年、ルミノックスに新たな歴史を刻む1本の電話が入った。その電話は1991年1月17日。湾岸戦争の口火を切った夜間空爆作戦に参加したエドワード空軍基地所属の“F-117ナイトホーク”パイロット本人からであった。「あの日我々は夜間作戦行動に備え、暗闇での視認性を絶対条件としてルミノックスを装備していた。今でも皆、愛用している。」彼は、高高度の上空が戦いの舞台となるパイロット達の為にルミノックスに幾つかの改善点を指摘し、戦闘任務に最適なパイロットウオッチ開発をルミノックス社CEOのバリー・S・コーエンに要請する。
ルミノックス社は総力を上げて直ちにパイロットウオッチ開発プロジェクトに着手。 パイロット達の要望であった風防には太陽光線を吸収するかのように分散させる無反射偏光コ−ティングを施したサファイアグラスを採用し、いかなる条件下においても
最高の視認性を確保した。そしてケース・ベゼル・ソリッドメタルストラップには500℃の 温度でステンレススティールと窒素ガスを反応させてコーティングを施す物理蒸着処理(PVD)を採用。オリジナルシリーズに比べ各段に優れた耐衝撃性を実現すると共に、上空の強烈な太陽光線の乱反射を防止する為に漆黒のボディーカラーに統一。
メタルストラップもフライトスーツ上からの着用を想定し2段階機能を採用。また10年間の寿命を誇るリチウムバッテリーを搭載することで、F-117ナイトホークパイロットの要請に答えた。開発されたプロトタイプの充実した機能と優れたデザインはF-117ナイト
ホークを生産するロッキード・マーティン社や米国空軍に認められ、米国空軍・ロッキード・マーティン社公認のパイロットウオッチとしてライセンス契約を締結。1999年、軍用パイロットウオッチを代表する“F-117ナイトホーク”が完成し、パイロット達に最も重要な信頼のおける計器として愛用されている。 |
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